〇●ポーカーフェイス●〇



「ッッてえ、、、てめえ」






そううずくまる男






西岡俊介は男を思いっきり殴っていた





そして撮影していたケータイを奪い、思いっきり床にたたきつけ、踏みつけた






「どうした俊介??怖いのか??…まさか友達をかばうとか言わないよな??」




そう立ち上がり西岡俊介を睨む宏太






「友達をかばって何がおかしい」






そう言って今度は宏太を思い切り殴る






倒れこむ宏太







西岡俊介はまだ震えている





「怖くて震えてるんじゃねえ、、お前らが許せねえからだよ!!お前なんかよりな?こいつの方が大事なんだよ」







そう私のことをみる






そんな言葉にまた宏太は笑う




「めんどくせッッ。おまえら、こいつ邪魔だから黙らせろ」







そう目で合図をすると西岡俊介を思いっきり殴る男たち





倒れた西岡俊介をお構いなしに蹴り飛ばす






「こいつ、、、ゴホッ、、はな、、、大事なクラスメイト、ああああー」







喋ろうとするとまた思い切り蹴飛ばされる







それでも喋ろうとする西岡俊介






「もっと。。。。人を信じなく・・・なるだろ…?だから…俺が。まも、、、る。。大事な…仲間、だ、、、から」







そんな言葉を消すように
蹴り続ける男たち






「お前ら、殺すなよ??ぎりぎりのところまでな~」





そう笑う宏太






時が止まっているかのように





私のとかでその光景がスローモーションになっていく







流れる血





ぐったりしている西岡俊介






また、






誰かが






私の周りの人が





私のせいで





傷つけられている





私のせいで






血を流す






私のせいで






死ぬ







そんなとき私の中でぷちんと何かが切れる音がした





私は立ち上がり、西岡俊介を蹴っている男を思いっきり蹴り飛ばした




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