〇●ポーカーフェイス●〇



「ッッてえな…」




そう振り向く男





そんな男を見下ろした





「ゲームオーバー…」





私はそう呟いた





そして宏太を見つめた






宏太は面白そうに私を見た






「ゲームはここで終わり。とりあえずこれほどいてくれる??」





そう結ばれた腕を出す






「は??うるせ「雑魚は黙ってな」」





私は口出ししてきた男を見下ろす






宏太は私を睨みソファに座った






「あなた、私のことよ~く調べてくれたんだっけ?じゃあこれも知ってる??





私の寝ている男の人





その中に桜山グループの社長の桜山さんがいること??
お金持ちなら知らないわけないよね??桜山さんのこと」





そんな私の言葉に宏太の顔色は変わる






「私が泣きつけばあんたの父親がやってるこんなレストラン、明日にでも潰すことができる。」






そう宏太に近づき、宏太の足を踏みつける




「それか、いいこと考えた!!知り合いの男にマスコミ関係の奴もいるから、今日のことばらしても面白いかも!!有名高級レストランのVIPルームは大学生のたまり場だった。女子大生集団レイプ事件、男子高生集団暴行事件の主犯は料理長の息子!!とか??面白そうな記事でしょ??」







そんな言葉に宏太は笑って見せた





「証拠は何もないし、それが話題になればお前のあの写真も流されるぞ??」






そんな言葉に私は鼻で笑った





「証拠も何もなくてもね、面白そうな記事には飛びついてあることないこと書く。それがマスコミよ??写真なんてねどうでもいいのよ。なんなら今からその写真ばらまいてもらっていいよ?」







そんな言葉に小刻みに震えだす宏太






そんな宏太に腕を出す





「早くほどけよカス」






宏太は怒りを抑えながらも私の腕をほどいた






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