〇●ポーカーフェイス●〇

俺は東城から離れ、携帯にでた




「もしもし?」




『もしもし?俺だけどさ、』




俊介からの電話だった




「どうしたー?」





『おまえさ、東城の携帯の番号知らね⁇ちょっと離したい事があって…詳しくは明日学校で話すけど…』





とても真剣な俊介の声




久しぶりにこんな真剣な声を聞いた





「東城なら今一緒にいるけど?」




そんな俺の言葉に
『はあ〜〜⁇早くいえよ』




そんな声




耳が痛い




『お前いまどこにいんの?』





「俺んちだよ。』




そんな言葉に俊介はさらに驚く





『お前家に連れ込んで…つうか、俺今から行くわ!』






そんな一方的な言葉で電話がきれた





携帯をまたポケットにしまうと東城は俺を見上げる




「俊介今から来るって!多分あと5分くらいでくるよ」




俺は東城を座らせた、





東城は目を伏せ、何も言わない





「大丈夫!あいつなんも気にしてないから!安心しろよ?」




そんな言葉に何も反応せずただぼーっと何かを見つめていた





俺も東城の隣に座ると東城はまた俺の手を握った




そんな東城が何だか可愛くて、また抱きしめなくなった





ところで俊介が部屋に入ってきた




< 302 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop