〇●ポーカーフェイス●〇
「ありがとう。少しずつ信じるから。今日はほんとにありがとう。あなたがいなかったらまた同じことの繰り返しだった。」





そう俊介の胸で泣く東城




東城を落ち着かせようと東城の肩に手を回し、よしよしと撫でる俊介





そんな光景を見て何だかぐっと胸が苦しくなる





俺はベットに寝転がり背を向けた





そんな俺を見て俊介はまたニヤニヤとわらう





「急に取られていじけてる奴約一名。」




そんな言葉に「うるせー」それだけいう




俊介は東城をそっと離し、携帯を取り出した




「葵もよぶかー‼東城も女一人だと心細いと思うし、葵も自分だけのけものにされたってぶーぶーうるさくなりそうだし」





そう言って篠原に電話をかける俊介




東城は振り向き、俺に目をやった





「末永、ありがとう。眠かったら寝ていいからね」




背を向けて寝ている俺を見て眠いと思ったのか気を使ってそんか言葉を掛けてくる東城



俺はくるっと体を向ける




「眠くね〜し。」



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