〇●ポーカーフェイス●〇
「謝るなよ…なんだか自分が情けないわ…」





そう頭に手を当てる




「でも嬉しかった。ありがとう…」




そう末永を見上げると
「別に、対したことしてねえし!」




そうぷいっと顔を背けた





しばらくするとあとの二人も目覚めて伸びをしていた





「あ〜今日学校じゃーん!やーだー」



そうわめく篠原葵





「東城はいかなくていいんだもんな〜!羨ましい…」




そんな言葉に末永ははっとし、私を見る




「お前もう一人で大丈夫⁇どうする⁇」




「もう大丈夫。家に帰って謹慎中の課題やるから。」



そういうとぽんっと私の頭に手を置き、わらう




「わかった。何かあったら連絡しろよ⁇」




「だめー!何かあったら私に連絡してね?」




割り込んでくる篠原葵




私は頷き少し微笑んだ




何だか嬉しくて、





居場所があるってこんなにも
暖かくて
心強くて
優しい




私たちは家を出て、私は一人家に帰った
< 309 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop