〇●ポーカーフェイス●〇
私はそんな彼の腕をそっと払いのけて
ベットから離れた
窓際まで行き全面に広がる夜景を眺めた
毎日のように男たちと寝ても
何とも思わない
私はいつからか人間らしい感情をどこかに置いてきてしまった
哀しくも
寂しくも
楽しくも
嬉しくも
怒りもない
ココにいる自分はただの抜け殻のようなもので
本当の自分は私を置いてどこかへ行ってしまった
いつまでこんな生活を続けるのだろう
いつまでこんな生活を続けられるのだろう
そんなことばかり考えている