〇●ポーカーフェイス●〇
少し沈黙が流れ、私顔色を伺ったあと桜山さんは優しく微笑む




「なんてね。今までのお金は君のあの行為で渡したものだから返す義務はないよ。前も言ったけど私はお金なら腐る程あるし、そこまで心も腐ってはいない」





そんな言葉にホッと肩の力が抜けた






「あの少年かな?君の信じたい仲間は」





私はゆっくり頷いた





「そうか、よかったな。でも、結愛、君はこれからどうやって生活するんだ?」





「学校行きながらアルバイトをしようと思っています…」






そんな私の言葉に桜山さんはため息をついた



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