〇●ポーカーフェイス●〇
そんな私を見て誰も見逃さないわけがなくて、すぐに「ねえ、東城さん?」そんな声が耳に入ってきた
私は本を開いたまま顔を上げるとそこには橘さん
うわ、めんどくさ
篠原葵と同様、関わるとめんどくさそうな人
「何?」
私は少し冷めた声で返した
「昨日も本読んでたけど読書好きなの?」
また興味もないような話を…
「そうだよ」
「え~。すごーい!なんだか知的って感じ。てか何でめがねしてるの?」
指に髪の毛をくるくると巻き付けながら高い声を出す
「目、悪いから」
当たり前な答えを当たり前のように答えると
橘さんは負けじと高い声を出す