〇●ポーカーフェイス●〇

フェンスの手すりに腕を置き、寄りかかりながらブラウンド
を眺めた



まだ二日目と言うことで、体育の授業しているクラスはいなくて、広いグラウンドには内もなかった




そんなグラウンドを眺めながら何を考えているかは自分でもわからないけれど、ずっと何かを考えていた



そのとき屋上のドアがガチャッと開く音がした
私は振り返らずにそのまま外を眺めた



入ってきたその人は私のすぐ隣にフェンスを背もたれにして腰掛けた




「何のよう?」




それだけ言い、私はそのまま前を見続けた




「別に、ただ一時間目ホールで集会だから面倒でさ。ねみいから寝に来た」




そんな言葉にふとそっちを見ると柔らかく微笑む末永がいた




そんな優しい目からすぐに目をそらし少し離れて背を向けた
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