〇●ポーカーフェイス●〇
次の日、私はいつも通り学校の準備をして、いつも通り家を出た




いじめの標的になったからっといって気が重たくなったり、学校を休んだりそんなことはしない




そんなことしたら彼女らの思うつぼ
なぜ私があいつらのせいで不登校にならないといけなんだ




私は鞄を持ち、家を出た




満員電車に揺られながら外の眺める
気温もだんだんと暖かくなってきて電車に差し込む日差しは暑いくらいだった




学校の最寄駅に着き、いつもの道を行った




公園はやっぱりとても静かで
さっきの電車と違い、とてもひんやりとした空気が流れている




そしてあのベンチにはまた篠原葵がいた
むしろここまで来るといるのが当たり前で不思議に思うこともなくなった




いつものようにベンチの後ろをまっすぐと通り過ぎた



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