balance love




くるっと後ろを振り返ると

雅美ちゃんがいた。



「未来ちゃん。さっきはありがと!
大くん、珍しいね。うちのクラスに
いるの。」


あたしと違ってさくさく
話す、雅美ちゃん。



「…―っあ と、戸村さん…。」



チラっと若村くんの顔を見ると――…







真っ赤。




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