赤い靴
もう皆に認めてもらえないかもしれない
それが1番悔しかった

‘その体では女優にはなれない’そう言われた事が、自分にとって大きな大きな損害になった。
その人の意見なのにね。当時の私からしたら、十分な理由だった。

私はこれからどうやって生きていけばいいんだろう


自分のなかで特別だと思っていた‘舞台’が、以外にも趣味でしかないのでは?と疑いさえもでて

私は舞台がしたい
それは大きな思い違いだったのだ!と責めた

周りが「就職だ」と言ってる中で
私はいったい何をしてたんだろう…?

挫折と不安で押し潰された

ガラガラと音をたてて崩れていくあの漫画のように

小さい頃からの夢…

私は
私は

これからどうやって生きていけばいいだろう…

ポカーンとあいた穴

中々埋まらせる事が出来ず

2ヶ月後の舞台も降板

ちょっと頭を冷やして今後を考えよう

このまま
大陸を離れる……?

それこそ逃げて戻ったと認める事になる。

そんなの嫌だ
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