赤い靴
お母さんの初めての弱音耳にまだ残ってる

そんなお母さんに反抗してまで

いつ叶うか分からない夢に比べたら

全然お母さんのほうが大切だよ

「いいよ…。来年東京でる」


私も初めてお母さんに‘東京を出る’と言った

今まで母に言えなかった事を素直に話す

ケロイドの事
芸能界の事
夢の事

‘来年東京を離れてもいい’

私の口からその言葉がでたことに母はびっくりしてた

「お母さんももう少し考えてみるね」

「…わかった…じゃあ後3ヶ月だけ時間ちょうだい」
そう母に頼んだ。

目的は
‘金貯めること’

母とのこの電話で覚悟はもうできていた

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