隷従執事の言いなり
強引執事
「えっ?茉里おばさまが?」
『あぁ、後もうすぐで此処に着くそうだ』
朝、朝食をとっているとパパからある情報が。
「本当におばさまはいつも急ね」
それは、パパの妹である茉里おばさまが、今日この家に来るという知らせで。
それをなんと、パパでさえも昨日の夜中に知ったとかで。
おばさまは割と奔放な方で。
こんな風に途端の思いつきで遊びに来るのだ。
『なんでも成長した波留を見せたいからだとか』
はる……って確か茉里おばさまの子供さんだよね。
そういえば小さい頃の記憶しかないな…。
おばさまは一人で来る事が多いからなぁ。
「楽しみねっ」
どんな風に成長したのか凄く気になる。
確か小さい時は目がクリクリしてて、ほっぺだってぷにぷにで、唇もぷるぷるしてて、フリフリのスカートが良く似合ってて。
波留ちゃん、私の事覚えてるかな?
『歪んで育ってなければいいが…』
「歪む…?」
どうしてパパはそんな事言うんだろう…。
いくらおばさまが奔放人間だからって、そんな心配しなくて良いと思うんだけどな…。