キスの前の甘い距離
朝3時半、目覚ましが鳴った。


真は、眠い目をこすりながら、身支度を済ませて外に出た。


まだ暗くて、世の中が寝静まっている。


何処からともなく、新聞配達の自転車のブレーキの音だけが聞こえていた。


「おはよう真!起きれたか?」


裕馬が迎えに来てくれていた。
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