キスの前の甘い距離
真は布団がめくられたあったベッドの上で本を寝転んで読んでいた。


皆で遊びにきているのだし、特に気遣う様子もなく…


相変わらずギターを弾く連の横で春奈は寄り添い、自分達の世界に入っていた。


そんな時だった。


「真が横になってるなら、俺も寝ちゃおう♪」


布団をいきなり顔までかけられて、息苦しくなった。


「やだ~もう!裕馬かけすぎー」


布団をめくろうとした真の手を裕馬はつかんだ。
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