復讐


香奈恵は私にペンケースを投げたのだ。


クラスのみんなはこっちを見るが、みんな見て見ぬフリだ。

「何・・・?」
と聞くと、
「あんたも生け贄になりたい?なりたくないならこいつから離れな。」

何それ・・・
生け贄?
ふざけんな。
何様のつもりよ・・・。

私の怒りは、日に日に増していった。


由那が自殺したのは、その三日後だった。

私は守ってあげられなかった。

けれど一番いけないのはいじめた奴らだ。

自殺した次の日に、
由那が書いた遺書が見つかった。

< 3 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop