桜と三つ葉と
焦げたハヤシライス
ハヤシライス食べたい
何通か続いていたメールのやりとり
そんななかで何となく呟いた一言
君の作るお菓子は本当に美味しい
ななが作るのよりも
全然おいしい
みんなのパティシエなんて呼ばれてる
そんな君が作ってくれたハヤシライス
あたしの思い付きを
本気でとらえてくれた君は
わざわざななをお家に招いて
ハヤシライスを作ってくれた
玉ねぎは大きいし
少し焦げていたけど
そこがまたおいしい
君の優しさを感じる味だった
市販のルーだけどね
君はにっこりそう言ったけど
同じルーを使っても
やっぱり人によって味は全然違ってくる
そんな気がする