貴方はあたし、あたしは貴方。
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「ここか...。」
入学してから2年もたつのに、1度もお互い
の学校に来たことなかった。
杏里、ここに通ってたんだ。
チラチラ見てくる他の生徒。
そりゃそうか。
あのおさげのメガネが、メイクや髪を巻い
てるんだもんね。
「よし、行くか!」
あたしは腹をくくり、校門をくぐった。
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