貴方はあたし、あたしは貴方。



「なんか調子狂うんだけど....」


ボスの右側にいる奴が言った。



「いこっ綾芽!」


今度は左。



そして綾芽(ボス)はあたしの机を蹴って
から舌打ちを残して教室から出て行った。



ふーっ



深呼吸をひとつ。


怖くなかったといえば嘘になっちゃう
けど...

でもあたしは、杏里みたいに逃げたりなんか
しない。




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