あいつと俺。
-うわ、佐々木やん!
-怖いんだけどー

そういう声がちらほら
聞こえる。
廊下の脇にみんな
整列してまるで
ギャラリーみたいだ。

俺そんな怖いか?
見た目的な問題?

川崎なんちゃらも
俺がテスト渡しにきたら
びびるよなw、

A組の前に来ると
みんな唖然としている。

-誰に用あんだろ

-やべ、こわっ、

教室の前のドアを
開けもたれながら
川崎なんちゃらを
探した、

いくら目が良い俺でも
名札に書いてある
名前まで見えない、

俺がこいつを
呼んだら
目立ってかわいそうだと
思いつつこれしか方法が
ないことに気づいた。

「おい、川崎w」
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