Real...*
中学校最後になる大会の後日。
振り替え休日だった、その日。
友達と遊びに出かけて、椅子に腰掛けていた私の隣を君が通りかかった。
学校以外で会えたことが嬉しくなって、ドキドキした。
私服はどうかな、とか。
君から見る私の私服はどうかな、とか。
いろいろ考えた。
でも、君のそばには彼女がいたね。
可愛い彼女で、私は足元にも及ばない。
たぶん私服も彼女の方が可愛い。
君が選んだその人は、君のそばで笑ってる。
正直見るのは辛いけど、その気持ち以上に今日、君に会えた喜びの方が大きかった。