【短編】二目惚れ 〜歩道橋の上の恋愛小説
『…あなたは、一目惚れ
を実際に経験した事がありますか?』
酒井:(…はい)
『‘はい’と答えた方、それが本当に一目惚れと自信を持って言えますか?』
(はい、自信を持って言い切れます!)
『私は自信を持って言えます。』
『…本当です』
(私も…本当です(>o<)キャ〜)
『私は40才を越え、今迄にもそれ以外の多くの恋愛も経験してきました』
『そして今は一度の失敗の後、人生の伴侶となるべき妻も娶(めと)りました』
『今ももちろん愛していますし、これからも子供達と同様に、死ぬまで愛し続けるでしょう!』
『しかし、あの出会った時の衝撃たるや、それはもう過去のどの恋愛も比べ物にならない程で、絶対にこのラジオ小説に書き尽くす事が不可能な程、物凄い衝撃が走りました…』
『しかもそれは、両方の男女が目を逢わせた瞬間、お互いがお互いを見初めあい、一瞬の出会いから恋に変わり、そして瞬くまに愛に変わるという、それはそれはとても激しくて、…切ない恋愛でした…』