光をもとめて
「……つーかお前、こんな所で何してんだよ?」
「あたしはバイトの帰り。真白…、彼には偶然会って」
あたしの隣に立っている真白をユキちゃんに紹介すると、ユキちゃんは真白を睨みつけてから目を逸らした。
「……あぁ、そーいえば飲食店のバイト始めたって言ってたっけ」
「うん。ユキちゃんたちは何してたの?」
「ゆきちゃんに東京案内してもらってたの。私、さっきアメリカから着いた所だから」
ハンナちゃんはユキちゃんの腕に自分の腕を絡めて抱きついた。
「アヤトさんはゆきちゃんの友達なの?」