光をもとめて

「え…あ、うん。……ハンナちゃん日本語話せるんだ?」


「うん。小さい頃は私も日本に住んでたから。ゆきちゃんが心配で日本に来たの」


「……お前まさか、親父達に言わずに来たんじゃねぇだろうな?」


「言ってないに決まってるじゃん」


「はぁ……お前なぁ…」と、ため息をつきながら呆れているユキちゃんとハンナちゃんを見ていると、何だ嬉しくなった。


ユキちゃんのことが少しでも知ることが出来た。それだけでもすごく嬉しい。


「良かったな、可愛い妹にケガがなくて」


真白はユキちゃんに笑いかけると、ユキちゃんは「……どーも」と小さく呟いて礼を言った。




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