光をもとめて

ハンナちゃんに振り回されているあたしの背中を遠くから見ていた真白とユキちゃん。


「…ハンナちゃん本当に明るい子だな。羨ましいな、あんなに可愛い妹がいて」


「……………別に。」


「何か悪かったな。兄妹水入らずをジャマしちまって」


トレーに料理を置きながら真白は謝った。


「……綾都、君のこと本当に好きなんだな。アイツ、君といる時はいつも活き活きしてるから」


「…………あのさ、1つ聞いていい?」


「ん?何だ?」


「アンタ、あいつのこと本当に好きなの?」


「――え…?」


「もし本気じゃないなら、あいつに関わんのやめてくれる?」





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