光をもとめて


――――あ…。



――…わかった――。


真白に告白された時に、胸の中で引っかかっていたものの正体がわかった気がした。




ユキちゃんだ――――。




もし、仮にあたしと真白が恋人同士になれたとしても…、ユキちゃんは?


あたしは今までユキちゃんに消えない傷をつけて、苦しめてきたのに…。そんな彼を残して、あたしだけ幸せになろうなんて…最低じゃない…。



………誰かにそばにいて欲しい時、いつもそばにいてくれたのはユキちゃんだった……。




< 271 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop