光をもとめて

なかなか寝つけなくて、真白が寝ているのを確認すると、静かに部屋を出た。

ユキちゃん寝たかな?

まだリビングにいるかもしれないユキちゃんを探しに行こうとして階段を降りようとした時、ユキちゃんの部屋からハンナちゃんの声が微かに聴こえた。

ドアのそばに寄って、耳をたてた。

「帰って来た理由はそれだけじゃないだろ?」


「・・・・ゆきちゃんのそばにいたいから帰ってきたの」

「・・・俺のことは気にしなくていい。ハンナは俺とは違ってちゃんと愛されてる。お前が幸せならそれでいいんだ」

「ーーーーッ!何でお兄ちゃんはいつもそうなの!?人の幸せばっか考えてっ、自分の幸せなんていつも後回し!もっと自分が幸せになることをかんがえてよ!」

「アヤトさんのこと好きなんでしょ!?」



ーーーーーーーーーーーえ?

すき・・・?

ユキちゃんが

あたしをーーーーーー?






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