好き好き、大好き。
「失礼します。」
ここは2年3組。
吉田クンの居るクラス。
ぁ、居た。
でもさ、高校生にもなると異性に話しかけるのって勇気がいったりする。しかも吉田クン、男子と話してるし…
「ショーじゃん。どしたの?階、間違えた(笑)??」
そうだ、あたしのクラスは1階にあるのだ。そして、ここは2階。
「いや、吉田クンに…」
「ぇ、ショーって吉田が好きなの??……なんかあったわけ?」
「そうじゃなくて、生徒会のさ」
「あぁ、なるほど。吉田ぁ~。ショーが用事だってー」
「ちょ、そんな大きな声で呼ばなくても。」
「聞こえないじゃん。」
そうかなぁ。ちょっと…いや、だいぶ恥ずかしいんですが。