ちよりさん
目を覚ますと窓から日差しが入り込んでいた。
久しぶりにぐっすり寝たような気がする。
起き上がり、窓から外を眺める。
昨日は暗くてわからなかったけど、街中だというのに森の中の別荘にいるようだった。
樹木の間から陽光を受けてキラキラと輝く川面が見えた。
顔が温かいと思ったら、直射日光を受けている。
なんだか、元気を注入してもらっているように思えた。
よし、ちよりさんに謝ろう。
そう決めてドアを開け、1階に下りた。