heart to heart2 キセキのつづき
夜中のうす暗いICU。
規則的なモニター音。
気が狂いそうになる。
もしも、一生このままだったら?
この点滴を外せば、私はどこにでも行けるんだろうか?
死ぬかもしれないけど、せめてこの場所からは逃げ出せるかもしれない。
静かに、点滴の管を握った。
…抜いたら痛いかな…?
ちょっとためらった、その時。
大きな手が、私の震える手を覆った。
そして、私の手を開いて、握っていたものを離す。
そっと手をつながれる。
「…逃げたくもなるよな」
そう言ったのは、律だった。
規則的なモニター音。
気が狂いそうになる。
もしも、一生このままだったら?
この点滴を外せば、私はどこにでも行けるんだろうか?
死ぬかもしれないけど、せめてこの場所からは逃げ出せるかもしれない。
静かに、点滴の管を握った。
…抜いたら痛いかな…?
ちょっとためらった、その時。
大きな手が、私の震える手を覆った。
そして、私の手を開いて、握っていたものを離す。
そっと手をつながれる。
「…逃げたくもなるよな」
そう言ったのは、律だった。