heart to heart2 キセキのつづき
律は力なくイスに座り込んだ。
これでもかってくらい長いため息の後、私の目を見て言う。
「…交換条件だ」
「うん、なに?」
「もしもの時までは、ちゃんと“生きたい”って思えよ。子供のためにも、オレのためにも」
そうだね。
子供のために、律のために生きる。
“もしも”の時まで。
無理せず私らしく生きたいと思う。
「悔しいけど…それが柚希の望みなら、叶えてやるのがオレの役目だろ?」
それからしばらく、その小さな部屋を出られなかった。
律の心が落ち着くまで、そばにいた。
これでもかってくらい長いため息の後、私の目を見て言う。
「…交換条件だ」
「うん、なに?」
「もしもの時までは、ちゃんと“生きたい”って思えよ。子供のためにも、オレのためにも」
そうだね。
子供のために、律のために生きる。
“もしも”の時まで。
無理せず私らしく生きたいと思う。
「悔しいけど…それが柚希の望みなら、叶えてやるのがオレの役目だろ?」
それからしばらく、その小さな部屋を出られなかった。
律の心が落ち着くまで、そばにいた。