heart to heart2 キセキのつづき
だってさ、ほかの子は“しーん”としてて、じっと寝てるんだもん。
この子大丈夫!?って。
赤ちゃんのくせに、目がランランとしてるし、やる気満々な態度。
「柚季に似たんじゃない?」
「えぇぇ!?」
でも、性格はともかく、顔はなんとなく私にも律にも似てる気がする。
かわいい…!!
きゅーんとする可愛さ。
ぴょんぴょんしてるのがアホっぽいけど、バカな子ほどかわいいって言うし!?
「抱っこされますか?」
NICUの看護師さんが言ってくれる。
正直なんか怖い。
落とさないかな~とか。
でも、抱っこしたい。
看護師さんの手から、私の腕の中へ。
「…あったかい」
まだ名前のない“ぴょん吉(仮)”は、私の腕にすっぽり収まって、おとなしくなった。
「コイツ、賢いなぁ~」
「…え?」
「自分のママだってわかって、安心したんじゃない?」
律が“ぴょん吉(仮)”の頬を指でつついた。
ちょっと迷惑そうにしてる顔が、またかわいい~。
すやすや寝始めた“ぴょん吉(仮)”は、まさに天使の寝顔。
「ねぇ、律。名前どうする?」
「どうしようか?いっぱい考えすぎて、結局決まらないな」
色々考えてリストアップしてたんだけど、まだ20個くらいにしか絞れてない。
洒落た名前もいいけれど、読みにくい。
「大空の“空”って書いて“そら”はどうかな?」
「あれ?“宇宙”って書いて“そら”じゃなかった?」
「そう考えてたけど、宇宙ってさ、果てしなく遠いから」
もっと近くに。
いつでもそばにある空。
親しみやすい子でありますようにって。
みんなに愛されますようにって。
この子大丈夫!?って。
赤ちゃんのくせに、目がランランとしてるし、やる気満々な態度。
「柚季に似たんじゃない?」
「えぇぇ!?」
でも、性格はともかく、顔はなんとなく私にも律にも似てる気がする。
かわいい…!!
きゅーんとする可愛さ。
ぴょんぴょんしてるのがアホっぽいけど、バカな子ほどかわいいって言うし!?
「抱っこされますか?」
NICUの看護師さんが言ってくれる。
正直なんか怖い。
落とさないかな~とか。
でも、抱っこしたい。
看護師さんの手から、私の腕の中へ。
「…あったかい」
まだ名前のない“ぴょん吉(仮)”は、私の腕にすっぽり収まって、おとなしくなった。
「コイツ、賢いなぁ~」
「…え?」
「自分のママだってわかって、安心したんじゃない?」
律が“ぴょん吉(仮)”の頬を指でつついた。
ちょっと迷惑そうにしてる顔が、またかわいい~。
すやすや寝始めた“ぴょん吉(仮)”は、まさに天使の寝顔。
「ねぇ、律。名前どうする?」
「どうしようか?いっぱい考えすぎて、結局決まらないな」
色々考えてリストアップしてたんだけど、まだ20個くらいにしか絞れてない。
洒落た名前もいいけれど、読みにくい。
「大空の“空”って書いて“そら”はどうかな?」
「あれ?“宇宙”って書いて“そら”じゃなかった?」
「そう考えてたけど、宇宙ってさ、果てしなく遠いから」
もっと近くに。
いつでもそばにある空。
親しみやすい子でありますようにって。
みんなに愛されますようにって。