heart to heart2 キセキのつづき
本当は望まれて生まれてくるはずの命。
こんな私がママでごめんね…
そう心の中で、まだ見ぬ赤ちゃんに語りかけることしかできなかった。
涙で前が見えない。
先が見えないよ。
「柚希……」
泣きながら眠ってしまってた私を、律が揺り起こしていた。
「悪かった。なんか、頭に血が上って、考えられなくなって…」
目が腫れてしまったのか、瞼が重い。
時計は夜中の2時を指していた。
「明日、病院行こう。それからゆっくり考えよう、今後のこと」
さっき声を荒げていたのとは違う、落ち着いた低めの声。
「…ごめんなさい…」
「もういいから、謝んなくていい」
「だって……」
「オレも明日一緒に行くから」
こんな私がママでごめんね…
そう心の中で、まだ見ぬ赤ちゃんに語りかけることしかできなかった。
涙で前が見えない。
先が見えないよ。
「柚希……」
泣きながら眠ってしまってた私を、律が揺り起こしていた。
「悪かった。なんか、頭に血が上って、考えられなくなって…」
目が腫れてしまったのか、瞼が重い。
時計は夜中の2時を指していた。
「明日、病院行こう。それからゆっくり考えよう、今後のこと」
さっき声を荒げていたのとは違う、落ち着いた低めの声。
「…ごめんなさい…」
「もういいから、謝んなくていい」
「だって……」
「オレも明日一緒に行くから」