heart to heart2 キセキのつづき
妊娠8週目に入っていた。
まだハッキリ見えないけど、私のおなかには私と律のベビちゃんがいる。
産婦人科の先生は、産むと決めたことに驚いていた。
「本当にいいんですね?」
何度も念を押されて、正直な話、少しグラつきそうになった。
もしかしたら、自分だって命を落とすかもしれない。
怖くないわけがない。
それでも産みたいって思うのは、命の尊さをよく知っていたからかもしれない。
だから、前を向いて。
現実を受け止めていく。
……つもりだった。
まだハッキリ見えないけど、私のおなかには私と律のベビちゃんがいる。
産婦人科の先生は、産むと決めたことに驚いていた。
「本当にいいんですね?」
何度も念を押されて、正直な話、少しグラつきそうになった。
もしかしたら、自分だって命を落とすかもしれない。
怖くないわけがない。
それでも産みたいって思うのは、命の尊さをよく知っていたからかもしれない。
だから、前を向いて。
現実を受け止めていく。
……つもりだった。