heart to heart2 キセキのつづき
律の温かい手が、強く握られる。
「どんなデカイ壁もふたりで乗り越えていこうって、そういう意味じゃないの?」
結婚って何?
紙切れ一枚の契約?
…そんなはず、ない。
律の言葉で思い出した。
結婚したての頃、言ってたこと。
「家族なんだから、悲しいことは半分ずつ分け合うんじゃなかった?」
「…うん…」
「だから、ひとりになるなってこと。世話焼かすんじゃねーっつの…」
“家族なんだから”
そのセリフが、じーんとした。
今は悲しいけど、律と一緒なら乗り越えていけるはずだから…
そう思うと、少し心が軽くなった。
この壁もきっと乗り越えていけるはず。
「どんなデカイ壁もふたりで乗り越えていこうって、そういう意味じゃないの?」
結婚って何?
紙切れ一枚の契約?
…そんなはず、ない。
律の言葉で思い出した。
結婚したての頃、言ってたこと。
「家族なんだから、悲しいことは半分ずつ分け合うんじゃなかった?」
「…うん…」
「だから、ひとりになるなってこと。世話焼かすんじゃねーっつの…」
“家族なんだから”
そのセリフが、じーんとした。
今は悲しいけど、律と一緒なら乗り越えていけるはずだから…
そう思うと、少し心が軽くなった。
この壁もきっと乗り越えていけるはず。