heart to heart2 キセキのつづき
「じゃあ、オレも一生のお願い」
「うん、なに?」
「“どうか無事に産んでください”」
そう言って、力強く抱きしめられた。
その声は少し沈んでいて、真剣。
「もしも何かあったときに、自分の命を優先するって約束できるか…?」
何かあったとき。
そんな想定はしてないわけじゃなかったけど、改めて言われて、その危険があることを知る。
まさに“命がけ”ってこと。
「柚希を失いたくないんだ…」
私の存在を確かめるみたいに、痛いくらい抱きしめられる。
律の思いが痛いほどわかる。
複雑だけど、その“一生のお願い”にはうなずくしかなかった。
「うん、なに?」
「“どうか無事に産んでください”」
そう言って、力強く抱きしめられた。
その声は少し沈んでいて、真剣。
「もしも何かあったときに、自分の命を優先するって約束できるか…?」
何かあったとき。
そんな想定はしてないわけじゃなかったけど、改めて言われて、その危険があることを知る。
まさに“命がけ”ってこと。
「柚希を失いたくないんだ…」
私の存在を確かめるみたいに、痛いくらい抱きしめられる。
律の思いが痛いほどわかる。
複雑だけど、その“一生のお願い”にはうなずくしかなかった。