愛しいヒト


どうしよ…
ばれた…。


隼人の顔には
困惑…

そして…


怒りが込められていた。



「…んだよ。その腕!!見せろ。」


隼人は半ギレ状態で
言ってきた。


「は?ばかじゃん。なんのことだよ。」


あたしはこのまま
しらばっくれて、
逃げるつもりだった。


「さっき、お前の腕が見えた。傷だらけの!!しらばっくれてんじゃねぇよ!!」


ガンッ!!

隼人が壁を思いっきり
蹴った。


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