君想い唄。-キミオモイウタ-
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―――ふと目が覚めると、そこは真っ白だった。

目をぱちぱちと瞬かせながら辺りを見回すと、そこは病室で。


隼人の顔を見た瞬間、覚醒していく頭。

……………あぁ、私、寝ちゃったのか。



壁際に置かれたデジタル時計は、PM5:30を示している。


もうこんな時間か。


……今日もまた、目を覚まさなかったな。



気持ちが沈んでいくのが分かる。



平日は学校から帰ってから、休日は面会時間中ずっと隼人の傍にいるけど、一向に目を覚ます気配はない。





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