君想い唄。-キミオモイウタ-
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「隼人ー、あれ取って!」
「…はぁ?あれって……何アレ」
怪訝そうな声を出す隼人。
その視線の先にあるのは、
「何って……くまうさぎ。知らないの?」
―――そう、“くまうさぎ”。
私が指差したのは、30cmほどのくまうさぎの人形だった。
「くまうさぎって…くまかうさぎか分かんねえじゃん」
「そこが可愛いんでしょー!!ほら、早く取って!それとも何、取れないの?」
挑発的に笑ってやると、単純な隼人の額に青筋が浮かぶ。
「そこまで言うならやってやろーじゃん。その代わり、取れたらたまきも俺の言うこと聞けよ?」
「隼人ー、あれ取って!」
「…はぁ?あれって……何アレ」
怪訝そうな声を出す隼人。
その視線の先にあるのは、
「何って……くまうさぎ。知らないの?」
―――そう、“くまうさぎ”。
私が指差したのは、30cmほどのくまうさぎの人形だった。
「くまうさぎって…くまかうさぎか分かんねえじゃん」
「そこが可愛いんでしょー!!ほら、早く取って!それとも何、取れないの?」
挑発的に笑ってやると、単純な隼人の額に青筋が浮かぶ。
「そこまで言うならやってやろーじゃん。その代わり、取れたらたまきも俺の言うこと聞けよ?」