君想い唄。-キミオモイウタ-




言葉通りにすぐ、時間にして2分ほどで戻ってきた隼人は、私の手を引いて神社の境内に向かっていく。


「え、ちょっと隼人何?っていうかくまうさぎ!」

「お前少し黙ってろ」

「…えー」


くまうさぎをもらえないことに少し拗ねた私を放って、隼人は歩く。


暫くして境内に入ると、くるりと向きを変えて私と向き合った。




「「…………………………」」



……無言。

何故か緊張してくる。




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