君想い唄。-キミオモイウタ-






首に何か当たった、と思ったらそれは、ネックレスだった。


トップにハートがついた、可愛らしいそれ。

そして隼人の言葉に、私の顔は瞬時に真っ赤に染まった。



「それさ、さっき射的で取ってきたんだよ。
で……返事、別に今じゃなくてもいいけど、なるべく早くほしいかも」


ほんのり頬を染めた隼人は、私から目を逸らして呟く。


「じゃないと俺、緊張して寝れないから」


その瞬間私は全身に熱が走って、顔がもっと赤くなった。


それを見られたくなくて………



「!?たまき!??」


「………………………………」




ギュッと抱きつく。






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