君想い唄。-キミオモイウタ-
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「………きちゃん?たまきちゃん?どうかした?」

「っ!え、あれ!?拓斗さん!?」



気が付くと、神社の境内にいた。


手には、わたあめや焼きそば、射的で取ってもらったらしいキーホルダーが握られている。



……あれ。

私、いつの間にこんな…



「急に立ち止まるから吃驚したよ。何かあった?具合悪い?」


心配そうに顔を覗き込んでくるのは、拓斗さん。



さっきまでのは…白昼夢?
いやでも今は昼じゃないし。



ふるふると首を振った私を、少し驚いたような目で拓斗さんが見る。





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