君想い唄。-キミオモイウタ-
EPISODE 3




誰かの歌声が、絶え間なく聴こえてくる。


ゆらり、ゆらり、たゆたうように揺られながら、海底のように真っ暗なその場所で、俺は静かに耳を澄ます。



『I might keep waiting for you by when

Do not wish that it become happy

However, if it is possible to laugh by speaking with you each other, it is then good being able to meet you

I keep waiting for you until this wish is fulfilled………』




それはまるで子守唄のようでいて、懇願するような響きが含まれている気もする。


優しくて、だけど寂しげなその歌声は、いつまでも耳の奥に残って、俺の心を掻き乱す。





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