君想い唄。-キミオモイウタ-





まだ眠らせてくれ、そう思いながらも、
早く戻りたいと、思う自分もいる。



真っ暗で静かで冷たい空間の中で揺られていると、自分の感情さえも分からなくなるんだ。


閉じたままの瞳を薄っすらと開く。



光なんてない。

広がるのは闇だけ、のはずだったのに。




見上げた先で一瞬だけ、キラリと輝いたものがあった。

それは段々と数を増やし、俺の体に降り注ぐ。



闇夜に輝く星のような光。






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