大スキ~このキモチ永遠に~


 ずーっと、柏木智也のことを
考えていた


だって初めての男子の友達




これは紗耶香にも報告しなきゃ



入学式の話など聞いてなかった



ずーっと、柏木智也のことが
頭に浮かんでくるのだから



私にとってこのキモチは
初めてだから、
全部を紗耶香に
話たかった




そんなことを考えていたら
いつのまにか入学式が
終わっていた




「おい、片桐…
片桐 渚!」




この愛しい声で、
我にかえった



「へっ?
もう入学式終わったの?」




「あぁ、終わったよ
   お前がぼーっと
してたから
声かけたんだよ
さっさと教室
戻んなきゃ
先生ウザいかもな」




「そおなの?
   先生ウザそうだったの?」



「まぁな
    ってか、早く教室戻んぞ」



って言って、手をつかんだ


そお、手を繋いだのだ




私は、びっくりしたけど
私もちゃんと手を繋いで
走った



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