一年と二ヵ月



本当に着なきゃいけないのか…。


――――――よし!


ここまで来たら、覚悟を決めるしかない。

これは新しいチャレンジなんだし!

似合うって言ってくれた、
七海の言葉を信じよう。



着替え終わって、リビングに行く。

七海に見せた時と同じ様に
心臓がドキドキしている。


リビングのドアを開けると、
パパとママがあたしを待ち構えていた。


「着替えたけど………。」

2人も微動だにしない。

やっぱりパパ達にはダメだったのかな。

でももう買っちゃったから
今更どうにも出来ないし……

七海になんて言おう。



「早紀…」



_
< 57 / 83 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop