一年と二ヵ月
本当に着なきゃいけないのか…。
――――――よし!
ここまで来たら、覚悟を決めるしかない。
これは新しいチャレンジなんだし!
似合うって言ってくれた、
七海の言葉を信じよう。
着替え終わって、リビングに行く。
七海に見せた時と同じ様に
心臓がドキドキしている。
リビングのドアを開けると、
パパとママがあたしを待ち構えていた。
「着替えたけど………。」
2人も微動だにしない。
やっぱりパパ達にはダメだったのかな。
でももう買っちゃったから
今更どうにも出来ないし……
七海になんて言おう。
「早紀…」
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