Vampires and roses ~ヴァンパイアと薔薇~
わなわなと震える白く小さな手。
僕がその手を握ろうとすると…
―パシッ
「いやぁッ!!」
―――――間―――――
「あ、あの…えと…。」
「なんだい、エリザベス?(ピキッ)」
↑こめかみが動く音。
ヒィィッッ!!
お、怒ってる?…よね(汗)
…?
え…な、何で名前…。
「あの…私のなま「あぁ、その事かい。」
や、やっぱり怒ってらっしゃておられる…。(←言葉遣いは気にせずに)
「ま、そのうち分かるよ。」
…………え?
「ちょ、何で言ってくれないんですか!?」
「だーかーら!」
「――ッ!!」
美形の度アップを目の前に、
頬を紅く染めるエリザベス。
―にゅうっ
……え?
いや、さすがに
ここまで近づけなくったって…。
―にゅうっっ
ってえぇぇ!?
キスができる距離までに達した
二人の距離。
き、キスされるッ!!!!