【BL】結婚プレイはお好きですか?
ちょうど足元にあった分厚い過去問題集につまずき、床に向かって俺は転んだ。
「いてててて…って、あれ?」
…転んだ、はずだった。
痛みを覚悟していたのに痛みは全くない。それに、俺の下に何か暖かいものが…
「憂太、大丈夫か?」
「……え?あ、えっ…せ、先輩!」
やたら近くで聞こえた声に反応して顔を上げるとすぐ傍には先輩の顔があった。
心配そうに、俺を見つめて。
……やっぱり、先輩はヤるために俺の部屋に入ろうと…。