先生、今日もお家でレッスンしましょう！

―――Side 麻衣―――
「(･･･)」
―――もしかして夕菜･･･

「(だとしたらせめて和志には吹っ切れて貰わないとね。和志はまだみたいだし。)」
「ねぇ和志、いい加減吹っ切れた？」
「･･･いや、そろそろ覚悟は決めるつもりだが」
「じゃあ早くして。貴方の周りには準備して待ってる娘が沢山いるだろうから。」
「･･･あんただって分かってるんでしょう？ヨリを戻せないことなんて」
「･･･勿論だ。」
「さ、いっそのこと今ハッキリさせてお互いスッキリさせましょ」
「･･･あぁ、分かった」




「麻衣、お前のことが好きだ。」
「そう、ありがとう。」




「でも、ごめんなさい。」
「･･･あぁ。吹っ切れさせてくれてありがとう。」